母が見やすいように・・・ | ◆◇◆ 結婚披露宴演出のいろんなカタチ ◆◇◆

母が見やすいように・・・

ご両親やご友人など大切な方がお亡くなりになられていらっしゃる場合、「披露宴に参加してほしい」という想いから、遺影をお持ちになられる方がいらっしゃいます。
また特別に席を設けられる方もいらっしゃいます。

しかし遺影や空席は披露宴の雰囲気に寂しさを作り出す感も否めません。
ご列席の他のみなさまはおふたりのお気持ちを察され、その部分に触れられることは少ないでしょう。
しかし皆さんの胸中で暗さを連想させるキーワードにはなりえるのではないかと思います。

もちろん、お気持ちがわからないわけではありません。
お亡くなりになられてもおふたりにとって大切な方という事に変わりはないと思うからです。
ではもう少し違う方法でお亡くなりになった方への想いを伝えられる方法はないのでしょうか?

例えば、白黒の遺影の代わりに、カラーもしくはセピアのお写真をフォトフレームに飾る。新郎(もしくは新婦)と一緒に写っている写真。それだけでも他の方が受ける印象は変わります。

中にはこんな方もいらっしゃいました。
ガーデンチャペルでの挙式。挙式後、参列者のみなさんでバルーンリリースを行う。
なぜガーデンチャペル?なぜバルーンリリース?
新婦さんは「天国から母が見やすいように…」と理由を教えてくれました。

お亡くなりになられた方もご列席の皆様に楽しんでいただく披露宴、おふたりが祝福されるシーンを、1番望まれるのではないかと思うのです。
表立ったアピールでなくともキモチは表現できるのではないかな?